故人を送り出すとき、ご遺族の方は深い悲しみに包まれますが、悲しむ暇もないほど忙しくなります。喪主ともなれば負担はそれ以上になります。そこで、失敗せずスムーズに葬儀を準備するポイントなどについていくつかご紹介します。まず葬儀社の選び方ですが、一般葬儀社とよばれる、お通夜から告別式、会食の手配や返礼品の準備、霊柩車の手配などを一括で行ってくれる業者です。

その中でも、自社で式場を持っている業者と、公営のホールを使う業者もあります。そのほか、互助会とよばれる、会員が毎月積み立てを行い、生前予約をするタイプの業者です。しかし、必ずしも積み立てたお金で、葬儀の費用すべてがまかなえるわけではないので、事前に内容を確認しましょう。共済タイプは、会員になると葬式費用が割り引かれるというタイプのものです。

人の死がある日突然ということも珍しくありません。そこで、葬儀すべてを業者に任せてしまうと、料金だけではなく納得のいかない内容になってしまうなどのトラブルも数多くあります。そこで、突然でも冷静に準備できるよう、よい業者とそうでない業者を見分けるポイントを紹介します。まず1つ目は、費用の内訳明細や、総額はどれくらいになるかを明確に提示できる業者を選びましょう。

2つ目は相場よりもあまりにも安すぎる業者は避けましょう。足りないものや満足なサービスを受けられない場合があります。そのほかにも、大手の業者だからといって必ず安心できるとは限りません。担当者によってサービスや対応に差があったりと当たり外れがありますので、口コミサイトや近所の人などの評価も得られれば参考にしましょう。