葬儀の準備に関する流れを事前に知っておくことで、ご自身もご家族も納得できる、良いお葬式にしましょう。準備には、遺族・親族の間で決めておくことと、葬儀会社と打ち合わせをすることの2種類があります。まず遺族・親族の間で決めておくのは、喪主、式の宗教形式、式の規模・費用、日程、式場、僧侶の人数や戒名のランクなどです。喪主は配偶者が主で、いない場合は親や長男など最も血縁の濃い人が務めることになります。

宗教形式には、仏式・神式・キリスト教式などがあります。式の規模や僧侶の人数、戒名のランクによって費用が大幅に変動しますので、慎重な打ち合わせが必要です。葬儀会社を決める際には、喪家に近いところを選ぶのが一般的ですが、市区町村からの紹介もありますので、事前に資料請求をしたり無料セミナーに行ったりして見当をつけておくと良いでしょう。業者を決めてからは、日時や予算、式場の内容などの打ち合わせが始まります。

葬儀会社に支払う費用の内訳は、葬儀そのものの費用、飲食接待費、そして火葬費用(これは見積もりに含まれる場合とそうでない場合があります)です。予算をしっかり伝え、業者と合意形成をしておくことで、トラブルを回避できます。式が始まってからは、業者がリードして進めてくれますので、安心して参列してください。以上が、準備に関わる大まかな流れになります。

スムーズな準備・式の進行、そして納得いくお葬式のために、普段からご家族と相談し、予算や形式を決めておくことがポイントです。