ペットのお墓について、その必要性・費用対効果などを検証しつつ考えてみたいと思います。先ず念頭に置いておくこととして、ペットは大切な家族の一員であることがあげられます。また生きている間の長い時間を家族とともに過ごし、癒しを与えてくれるだけでなく苦楽を共にしてきているということがあります。ただ毎日与えられたご飯を食べてきただけではないかと反論される方がいるかもしれません。

ペットは飼い主が悲しい時は気分が落ち込み、悲しい表情をします。逆に飼い主の喜びが最高潮の時は同じように嬉しくなって、犬ならばしっぽがピョンピョン横に振れることでしょう。家族の中の誰よりも感受性が強いのがペットと言える部分があるのかもしれません。こんなに愛らしく大切なペットが亡くなったらどうしたらいいのか、じっくりと瞼を閉じて考えてみて下さい。

直ぐに答えは出てくるものと思われます。写真を残しておいてお墓を作ってあげよう、亡くなってからも一緒にいた時と同じように仏壇にお水や好きだったおやつをお供えしようという気持ちになる方が多いと思われます。お墓なんて遠くに建てるものではなく、家の庭にだって良いのです。大切なことは犬や猫だからと言って、ろくな供養もしないことはあまりお勧めできません。

あなたが亡くなってから残された家族にどうして欲しいかということと、結局のところ同じなのです。立派でゴージャスなお墓を作らなくてもいいのです。真心のこもった大切な家族の証となるものを、お墓として扱うことが大切なのだと考えられます。